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『適正』制作裏話

もうお読み頂けましたでしょうか。P助の新作『適正』
まだな人はまずコチラカラ!!
散文blog『ちりぶみ』


ということで今日は『適正』制作裏話をお送り致します。
以下ネタバレを存分に含みますので反転してご覧ください。
読みにくかったら、コピーしてメモ帳にでもペーストして読んでね(笑)


今回の作品『適正』ですが、まさに職場でやっている『適正テスト』を見て閃きました。

ちなみに閃かないと小説が書けないP助は、作品を書く前は色んなとこできょろきょろしながらきっかけを探します。
閃いた時って面白いんですよー。頭の中にパシッと雷が走って次の瞬間にはぶわぁ~っと物語が出来上がっていきます。

が! ここで勘違いしちゃいけない!!
物語が出来ると言ってもオチまでが完成することは稀です。
そして橋にも棒にもかからないつまらないのが出来ることもあります(笑)
ま、そこから吟味していかねばならんと、こう言うわけですな。
今回もご多分に漏れず「未来の適正テストで白い部屋で行われる」「適正テストで全てが決まる」という導入とメインの部分はパシッと思い付いたものの、オチはサッパリ。
しかもそんな状態で書き始めた俺(笑)

最初はテスト受けてるのも成人の予定でした。
始めに思い付いたオチは、『適正テスト』の結果、泥棒になるというもの。素晴らしい22世紀には犯罪はなく、世界を支配するコンピューターが意図的に悪を作りだしているというもの。
てゆーか、えんどコイチの漫画のパクリなのでボツ(笑)

次に思い付いたのは、素晴らしい教育を受けたはずの主人公が『社会不適合者』として施設送りになるというもの。
悪くはないけどイマイチ押しが足りない。ボツ。

最終的に、主人公を生まれてもいねぇ子供にして、全てが決まっているデジタルな社会という設定を思い付きました。
じゃあ僕のキライな(笑)そんなレールにのった社会への皮肉もこめようじゃないかと、主人公にはたっぷりとそんな世界を褒めちぎらせてみました。
ただ、ちょっと気に入らないのは、まだ皮肉が足りないですねぇ。
もう少しメリハリを効かせると良くなるような気がします。

では今回の脳内参考文献/資料です。

◆銃夢(木城ゆきと)
読んでいて分かった人もいるかもしれないですね。コンピューターに支配された楽園のイメージはザレムです。

◆題名忘れ(えんどコイチ)ついでにとんちんかん18巻掲載作品
本文参照

◆マトリックス
コードに繋がれたガラスケースを思い付いた時、頭には現実世界のネオが閉じ込められていたカプセルが浮かんでいました。本文中では医療期間的な描写になりましたけどね^^

◆23分間の奇跡(作者忘れ)
舞台は小学校。クーデターかなんかで国の体制が変わり、その小学校に新しい体制からの先生がやってきて奇跡を起こすわけですが…。
その先生が来ているのが若草色のスーツ。『適正』のアテンダーが着ているのがそれです。
この小説、実は最初に見たのは『世にも奇妙な物語』でした(笑)
鮮烈な内容に衝撃を受けまして小説も読みました。かなり面白いです(内容は同じ)。
薄っぺらいし、図書館にいけばあると思いますんで是非読んでみてください。
「めんどくせぇ、あらすじ聞かせろ」って人には語って聞かせますんで御一報を(笑)

◆新世紀エヴァンゲリオン
来ました。エヴァを見ていた人ならお分かりですね。
世界を支配する3台のコンピューターの名前は、バルタザール、メルキオール、カスパーです(笑)
支配しているというイメージは火の鳥・未来編のコンピューターなんですけどね。



以上です。

ではでは、次回作も乞うご期待!
by psuke21 | 2005-11-09 00:50 | ケータイから
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